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冬目景新連載!

 

 

 
イエスタデイをうたってが完結してしまい、少し厚い最終巻をずっと読まずに取っておいたが、先日、ついに読んでしまって、もうダメだと思っていたところ、朗報。
新連載スタート!
ちょっとしばらく調べずに寝かせておこうと思ったのだが、当然、新刊は買ってしまった。
 
 
冬目景作品集 空中庭園の人々 (バーズコミックス)

冬目景作品集 空中庭園の人々 (バーズコミックス)

 


 

 

 
出ているなとは気がついていたがなかなか買わなかった『空中庭園の人々』。買ってしまうと早いもので、手に入れてすぐに喫茶店に入り込んで全て読んでしまいました。しくしく。
もう少し時間をかけて読めばよかった。
 
ちょっと不思議な短編集。SFじゃなくて、幻想文学なんかに近い感じの短編。SFものもあるけど。そして、最後の青蜜花。もやもやする。
冬目景は暗い感じがいい。根底に流れるネガティブさは、なんだろう、幻想文学がそれなりに好きだった私の好みに合う。
江戸川乱歩の猟奇的な作品群や、バベルの図書館とか幻想文学大系とかなぜか読みあさっていた学生時代に染み付いた好みのせいだろうか。お金がなくてあまり買えなかったけれども。
でも、内田百閒は幻想ものよりもエッセイものの方が好きだ。あれはあれで著者が変なので、変なもの=幻想文学と考えた場合、もしかして幻想文学なのかもしれないなあ……にゃむにゃむ。
 
 
冥途・旅順入城式 (岩波文庫)

冥途・旅順入城式 (岩波文庫)

 
 
冬目景の新作、なかなかでないけど、1年2年待っても別に大丈夫。
冬目景の漫画って、普段気にしないで何気なく過ごしていて、ある時ふいに、そういえば出てるかな? って探すぐらいがちょうどいい。
毎週ネガティブを背負った漫画読んでいるはちょっと重いし、たまに読んだ方が新鮮。
寡作であるのがちょうど良い漫画家、冬目景
 
でも、新連載は待ち遠しい。
 
イエスタデイをうたって』みたいに長い連載になるといいなあ。
過去作でも読んで待とうか。